歳を取るって、素敵なこと

 


なんと私は、若い頃、


「35歳になったら死のう」と思っていました。


 


若くてきれいな時に、惜しまれながら死にたい。


そのために、35歳になったら自分の手で自分の人生を終わらせよう


などと思っていたのです。


 


 


それが、


死のうと思っていた35歳で妊娠し、36歳で出産。


そうなった時、


「この子のために、私はあと20年生きなければいけない」と


その計画を諦めたのでした。


 


実際には、子どもが生まれ、


思い通りに行かない育児の中で


私は自分の中の凶悪さや凶暴さに


嫌というほど気づかされることになりました。


そしてそれによって、


「私が子ども時代に経験してきたことは


この子には何がなんでも経験させたくない!」


と、本気で自分の傷を癒すために学び始めたのです。


 


もちろんそれまでもずっと


心のことを学んではきたけれど、


本気度がまるで変わった感じ。


そして


ひたすらその道を歩き続けた結果、


歳をとればとるほどに、


生きることがすごく楽になりました。


今は本当に、


自分の外側で何が起ころうとも


内側では幸せを感じながら日々を過ごすことができています。


 


振り返ってみると、若い頃あんなに苦しかったのは


知らないことが多すぎたからだと思うのです。


自分のことはおろか


世の中のことも社会のことも何も知らず、


わかっていないことがあまりにもたくさんあって


どうしていいかわからなくて


苦しくて苦しくてたまらなくて


死にたいと思っていた、あの頃の自分。


でも、今は


「どうすればいいか」を私は知っています。


自分自身に対する理解が進んだことで、


“自分への愛”も比べられないほど増えました。


 


自分を愛せるようになると、人生が変わります。


生きることが楽になり、


自分を愛するように他者を愛することができるようになります。


自分を許し、人を許すことが簡単にできるようになります。


 


もちろん今でも、人と衝突することはあります。


でも、相手に対して「謝ってほしい」と思うのって、


相手のみならず自分自身も許していない、つまり


自分自身を愛していない状態なのです。


 


自分も相手も許している状態ってどんな状態かというと、


たとえむかつく人が現れても


「まあどうでもいいや」って思える、


そんなことよりも自分に愛を向けて


自分を大切にしようと思う気持ちの方が上回る状態のことです。


誰かの行動や言動によって感情が揺れることは多々あるけれど、


今の私にとってそれはどうでもいいこと。


 


あなたもそんな出来事に遭遇したら、


自分自身を愛で受け止めてあげてみてください


「こんな時、私の感情はこんな風に揺れ、私はこんな風に感じるんだな」って、受け入れるんです。


すると


感情はスルッと流れてゆき、


いつもの幸せなところに戻ることができます。


 


これは、若い頃にはまったくなかった知恵。


学ぶことをやめずに歳を重ねてきて手にしたギフトです。


 


 

山本 美穂子

貴方の本来の輝きを取り戻すお手伝いをしています


  • 対応可能な悩み心の病気の悩み、恋愛・結婚の悩み、育児の悩み、家族の悩み、友人関係の悩み、職場の人間関係の悩み
  • 地域愛媛県 松山市

幼い頃から「心の癒し」に興味を持ち、子ども時代のトラウマ体験がのちの人生に大きな影響を及ぼすことを自身の体験から身をもって学ぶ。数多くの癒しのメソッドを学んだ後、2000年、米国マイアミ州のヒーリング単科大学BBSHに入学し校長のバーバラ・ブレナン女史に師事、ヒーリング科学や基礎を学ぶ。 BBSH卒業後日本でプロフェッショナルヒーラーとして開…