「自由」について、考えたことはありますか?

 


 


“自由”とは、キャラクトロジーでいう「マゾキスト」が最終的に目指しているもの。


 


もちろん私たちの誰もが


スキゾイド、オーラル、マゾキスト、サイコパス、リジット


5つのキャラクトロジーを持っていますので、


誰もが “自由” を求めいろいろな経験をし、いろいろなチャレンジをするのですが


ここで注意しなくてはならないのが、


求めるべき“自由”とは、


「自由にする」とか、「自由になる」とかいうのではないということです。


 


つねづね私は、“自由”という言葉の意味を多くの人が履き違えているように感じています。


自分が不自由なのは誰かのせいだと信じ込んでいて、


だから


「私はこうしたいんだから自由にやらせてほしい!」とか


「自由にやりたい!」と、間違った方向に動いてしまうのです。


 


本当の“自由”とは、〈自由意志〉のこと。


では、自由意志とは何か。


たとえば何かをしようとする時。


「なぜ自分はそれをするのか?」に、この〈自由意志〉がかかってきます。


子どもの頃の反応そのままに、自動的に何かをする・しないを決めている場合、


そこに真の“自由”はありません。


けれども、たとえ選ぶものやその結果やることが変わらないとしても、


「私はこれを選ぶ」という〈自由意志〉でそれを決めているのであるならば、


「自分が選んだからこれをする」に続く【自己責任】を取ることができます。


 


 


私たちは常に〈自由意志〉の権利を持っていますが、


それを使っていません。


ただ、使っていないんです。


子どもの頃の反応のまま(ロウアーセルフ)に物事を受け止めたり進めたり動いていった先に、


「なんでこんなことが起こるの?(泣」


「どうしたらいいの?(困」


などと、まるで自分には全く責任がないかのように思っています。


そうじゃないんです。


何かの行動を起こす時、〈自由意志〉から行動したならば、


間違いなく、起こってきた結果に対して


【自己責任】を取れる場所に自分が立っていることにあなたは気づくでしょう。


そしてこれが人としての進化であり、魂の成長であると私は思います。


 


さらに


〈自由意志〉を持って生きることは、幼子でもできます。


たとえ虐待され、貧乏で食べるものも十分に食べることができず


側から見たら可哀想だと思う子どもが目の前にいたとしましょう。


でも、「飢えを凌ぐことより、虐待されても、母と居たい」


というのがその子の意志であるなら、まずその意志は尊重されるべきだと私は考えます。


“可哀想だから保護するべき” “こうするべき” ということだけが正しいのではありません。


もっとも、子どものその感覚をなんとなく理解できるからこそ、


たとえどんな母親であったとしても、


子どもと母親を引き剥がすことを痛ましいと私たちは感じるのでしょう。


 


 


自分が〈自由意志〉を持っていることを知り、


そこから選択するようになることは、


「自分の選んだことは結局こういう結果になるんだな」という


自己責任を取っていけるようになることです。


 


それができるようになると、


「じゃあ、次はこうしよう」と別の選択肢を選ぶことができるようになり、


それこそが自己成長であり、魂の成熟です。


自分が〈自由意志〉を持っていることを知らず、使い方もわかっていない人は、


結局はすべて自分が決めて動いていること、実際にやったこと、


そしてその結果に責任を取ることができず、自分以外の何かの責任にします。


これが、今まで何度も何度も人類が滅んできた理由です。


 


〈自由意志〉を使いながら、


「ああ、これを選んだらこうなるんだね」


ということを受け止めていけばいくほど、現実はどんどん変わってゆきます。


 


本当に、どんどん変わります。


 


無茶苦茶シンプルなことなのですが、私はこれは、人類の【希望】であると思います。


シンプルだけれども、ここに至る道というのは非常に狭いのです。


でも、私たちは、この道に進んでゆかないといけないと思います。


 


 

山本 美穂子

貴方の本来の輝きを取り戻すお手伝いをしています


  • 対応可能な悩み心の病気の悩み、恋愛・結婚の悩み、育児の悩み、家族の悩み、友人関係の悩み、職場の人間関係の悩み
  • 地域愛媛県 松山市

幼い頃から「心の癒し」に興味を持ち、子ども時代のトラウマ体験がのちの人生に大きな影響を及ぼすことを自身の体験から身をもって学ぶ。数多くの癒しのメソッドを学んだ後、2000年、米国マイアミ州のヒーリング単科大学BBSHに入学し校長のバーバラ・ブレナン女史に師事、ヒーリング科学や基礎を学ぶ。 BBSH卒業後日本でプロフェッショナルヒーラーとして開…