ものの見方
Author山本 美穂子
- 公開日 2023年3月19日 22時31分
何かが起こった時、
衝撃的なことを目の当たりにした時
または漠然と
「こわい」という思いに囚われることはありませんか?
そこに囚われていると、【恐怖】から【麻痺】に入ります。
【麻痺】に入ると、物事の本質が見えなくなります。
物事の本質が見えなくなることで
何よりも恐ろしいのは、
権威者の言う通りにしか動けなくなることです。
物事には、必ずいい面と悪い面があります。
人間って意外と、悪い面にフォーカスしがちな傾向がありますが
悪い面ばかりにフォーカスし
恐れたり、ジャッジしたり、非難したりすることを私はおすすめしません。
たとえば数年前、コロナウィルスという目に見えない脅威が世界を支配していた頃
世界中の人が、“Stay Home”をスローガンに掲げ家に閉じこもりました。
それによって何が起こったかというと、
“どうすれば汚染された大気を元に戻せるのか?”
“二酸化炭素をどう減らせばいいのか?”
“海の汚れをどうやってきれいにすればいいのか?”
と、各国の科学者や頭の良い人たちが
どんなに頭を突き合わせて話し合っても答えが出なかったことが
ほんのしばらくの間、世界中が“Stay Home”しただけで
青い空が戻り、濁っていた水が美しさを取り戻しました。
光があれば影がある。
影があるところには、必ず光がある。
良い悪いだけで判断することをやめると、
人生への視野、世界への視野が今よりもひとまわり、広く開けてきます。