世界はやっぱり自分が創っている

 


我が身に起こってくる出来事は全て自分に連なっている。


幼い頃、身をもって体験した


〈世界から拒絶された感覚〉


よほどの衝撃だったのだな、と改めて思っています。


 


それを体験したのは3〜4歳の頃のこと。


三つ子の魂百までとはよく言ったもので、


その頃までに傷の原初は形作られます。


そしてその原因は、


「親が何かしたから/しなかったから」に限定されません。


どんなに親が自分を大事に育てようとしていたとしても、


その瞬間瞬間に


世界から自分に降りかかってくる出来事によって


自分が勝手に衝撃を受けるのです。


 


幼い時のある出来事を通して、私は


自分の周りの人たちを「あっちの人」と「こっちの人」に


分けてしまう感覚を自分の中に持つようになりました。


「あっちの人」とは、私を拒絶した(と私が捉えた)人たちです。


 



その日はお休みの日で、私は近所の人の家に預けられていました。


お母さんが仕事の時にはいつも預けられていた家なので


違和感はなかったのですが、


なぜお休みの日なのにお母さんがいないのか


それだけを不思議に思っていました。


それをその近所のおばさんに尋ねると、


今日はお母さんの結婚式なんだよ


子どもがいるってわかると恥ずかしいから


あなたは置いていかれたの


そんな意味のことを言われました。


 


大人になった今は、


母がそうしたくてしたわけではなく


そこには大人の事情があったのであろうことがわかります。


でも、


幼い私は、そんなおばさんの言葉に傷つきました。


 


私と母との関係性の中で育ててきたあたたかいものを


新しい家族にとられた感覚。


 


世界が私から離れていってしまった瞬間。



 


子どもの頃、虐められていたのも


ここから派生して形作られた世界観ゆえだったと


今は思います。


そして


この分離感を私が自分の内側に持っているからこそ


周りの人たちが私に繋がれない という状態をも


私自身が作り出している。


それが私の世界観だから。


 


だからやっぱり世界って、自分が創っているんです。


 


今回これに気づけたのは、


ある人と話していた時に


自分の中に生まれてきた違和感をスルーしなかったから。


「何か変な感じ...なんだこの違和感は...」


この違和感から


自分の内側にある居心地の悪い場所を見つけ


胸の痛みにつながり


その痛みの下に、この幼い体験がありました。


つまり、


今、現実に起こっている事象に対する感覚が、


過去に自分の傷が生成されたときの違和感と


ぴったり一致したわけです。


過去のその時実際に起こった出来事ではなく、


過去のその時、自分の内面世界で起こったことと


ぴったり一致したことが


今、この現実で起こっている、という感じ。


 


そう、


子どもの時に何が起こったのか、


外に何があったのかが問題なのではなく、


その瞬間の自分の内面世界が


いまだにそれを目の前の現実に作り出しているのです。


 


そこまでわかったら、どうすればいいかというと


私がしたのは、


✔︎ 自分の内面世界に気がつき、そこにある痛みを感じ


✔︎ 子どもの時の原初の傷の周りにあった出来事は何か、


それによって起こってくる内面世界はどんなものかに気がつき


✔︎ 過去のその瞬間の感覚、感情を感じることを自分に許可して


✔︎ 意図を立て直した


こと。


そこには、「そっちが離れるんなら、私は私を拒絶する世界から離れる」


というネガティブな意図がありました。


 


どうやって意図を立て直したかというと、


一番最初のエフォートレスなところを思い出したんです。


私たちはみんな友達で、


この地球に生まれて生きて、出会っていく仲間。


その人と会えたということは、そこに何かしらの縁があるから。


この地球で、今、出会える、つながる、知り合えるということは


本当に奇跡みたいなものなのです。


 


これまでずっと、自分から他者をこの


〈世界から拒絶された感覚〉の構図に引き入れては


この現実を作り出し続けてきたことを、私は理解しました。


そして、私が繋がりを拒絶することで


相手方に罪悪感を作り出してきてしまった。


ここは私が自己責任を取るべき場所です。



だから私たちは、


自分の世界観が自分の世界を創ってきた


(そして今も創っている)ことを認めねばなりません。


変化の時代、いろいろなことが現実に起こりすぎて


どうしようもなくなっているならば、


その現実を変えていきたいならば、


まず、自分の世界観に気づいて


そこを、一緒に変えてゆきましょう。


 

山本 美穂子

貴方の本来の輝きを取り戻すお手伝いをしています


  • 対応可能な悩み心の病気の悩み、恋愛・結婚の悩み、育児の悩み、家族の悩み、友人関係の悩み、職場の人間関係の悩み
  • 地域愛媛県 松山市

幼い頃から「心の癒し」に興味を持ち、子ども時代のトラウマ体験がのちの人生に大きな影響を及ぼすことを自身の体験から身をもって学ぶ。数多くの癒しのメソッドを学んだ後、2000年、米国マイアミ州のヒーリング単科大学BBSHに入学し校長のバーバラ・ブレナン女史に師事、ヒーリング科学や基礎を学ぶ。 BBSH卒業後日本でプロフェッショナルヒーラーとして開…