なぜ私たちの心に「傷」ができるのかというと

自分のエッセンスを他人のために使おうとするからです。

 

自分の最も美しい部分を使って

誰かに何かをしようとしたとき、

もしも相手がそれを受け取ってくれなかったり、

あるいは

それをどうでもいいように扱われたりした場合、

あなたの心には痛みが生じます。

そして

「こんな痛みを感じるくらいなら

最初からディフェンスで対したほうがまし」

という誤解が生まれ、

それを繰り返していくうちに

ディフェンスこそが自分であると誤解してしまいます。

 

私たちはまず、

この不幸な勘違いを理解しなければなりません。

 

 

エッセンスは、他人に対してではなく

自分のために使うものです。

ただ、気をつけねばならないのが

その時に、

「ディフェンスではなくエッセンスを使わないと！」

と、そこだけに意識を向けるあまり

ロウアーセルフの痛みを感じないまま

エッセンスによる行動を取ろうとすると、

マスクになってしまうということ。

そうならないように気をつけなければなりません。

マスクをかけたって、

ただただ傷の上に傷を塗り重ねていくだけです。

 

 

そう、癒しの構図は至ってシンプル。

ロウアーセルフを感じながら、

それでもハイヤーセルフを選び続け

エッセンスを自分のために

新しい体験に、自分を開いてゆく。

 

困難な時にあっても、

常に

エッセンスを自分のために使う訓練が

私たちには必要です。

 

傷を癒してゆく過程で

荒れ狂う子どもの意識に出会う時、

しばしばその子は拗ねたり、駄々をこねて暴れたり

そっぽを向いて口を聞いてくれなかったりします。

そんな時、あなたはどうしますか？

こんな時こそ、あなたのエッセンスをあなた自身に使い

あなたの中の今なお荒れ狂っている子どもに

働きかけてみてください。

なんとかしようとなだめるのではなく、対話する。

分離ではなく愛を選ぶ。

 

この選択が自然にできるようになるには、

自分の持っている宝物や人とは違う性質を、

日常生活の中で

進んで自分自身のために使おうとする姿勢を

意識的に保つことが何よりも大切です。

日常でそれができるようになると、

傷の場所においても

同じようにそれを使えるようになるのです。

 

 

あなたの使えるエッセンスって、どんなものがあるでしょうか。

あなたの特質って、どんなものでしょうか。

ぜひ、考えてみてください＾＾ 

 

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