「（今がきついから）幸せになりたい」

という言葉を聞くことがよくあります。

 

でも、

幸せって、「なる」ものではなくて「感じる」もの。

 

でも、多分ほとんどの人が

幸せがどんなものかという、

一番肝心なところを体験したことがなかったり、

あるいは

本当にそれを体験したことのある人と触れ合ったことがない、

という状況にあると思います。

 

本やドラマで、

不幸な生い立ちの人や今幸せではない人が

幸せそうな人たちや家族、

ラブラブな二人を見て

羨ましくなったり、足を引っ張りたくなったり、傷つけたくなったり

というシーンがよくありますが、

私が思うに、

誰かをそういう気持ちにさせる時って、

その“幸せに見える”人たちは、

本当は幸せではないと思うんです。

なぜなら、幸せな人は幸せな人を呼ぶし、

不幸せな人は不幸せな人を引き寄せるから。

 

私は、毎朝目が覚めたその瞬間から

その日一日を過ごすのを本当に楽しく感じています。

もちろん朝起きてすることといえば、

いつものルーティンです。

コンタクトを入れ、

愛犬愛猫が夜の間にした粗相の片付けをし、

（時には雑巾で朝から綺麗に床を拭き上げねばならないこともあります）、

彼らのご飯の準備をし、食べさせ、

それから自分たちのモーニングコーヒーを淹れて......

（ワンコニャンコのお世話が人間のことより先なのがポイントです。笑）

そんな全ての瞬間に、幸せを感じています。

 

自分が動けるという喜び。

見えているという喜び。

そして今日すること、たとえばヒーリングやミーティングのことを考えたり、今日出会う人、今日話す人のことを考えて、とても楽しく幸せな気持ちになるのです。

 

そしてそんなとき体を感じてみると、

ハートチャクラが開いていて、心臓の中心にあたたかさを感じます。

第２、３、４、５チャクラのつなぎ目も、

まるでそこにそれぞれの光が灯っているように、あたたかく感じます。

そしてその光たちが、

瞬間瞬間起こってくることに対してゆらめいているような感覚を感じます。

 

この幸せな感覚の中に今のように常にいられるという状態は、

10代から40代くらいの頃の私にはほぼありませんでした。

本当に生きているのが苦しかった時代です。

でも、ごくたまに、

とても良いワークショップ中、ある瞬間に

この状態に入りましたし、

誰かに恋をした最初の頃にも

間違いなくこんな感覚になっていたなあ・・（懐。

 

誰かに出会って恋をして

その中で感じる幸福感というのは、

人間が到達可能な全き幸福感の“予告”だったのだなあと思います。

ただし、

恋のもたらすこの幸せな感覚は多くの場合半年も続きません。

3ヶ月、ヘタしたら1ヶ月で消えてしまうこともあるでしょう。残念。

でも、

今お話してきたような、

「自分を癒す」ことを続けてきた結果獲得した

この幸せな感覚が失われることは、もう二度とありません。

もちろん歯医者さんでの治療中には簡単に消え失せてしまうけど（笑）

それでもまた自分が自分に戻ってくれば、

幸せな感覚も戻ってくるのです。

 

「（今がきついから）幸せになりたい」

ではなく、こういう世界があるということを知り

一度手に入れると二度と失うことはない

幸せな感覚を味わえるように、

心を学び、自分を癒していって欲しいです。