私にとって「スピリチュアルに生きる」ということ

 


60代になり、


自分の人生を振り返ってみると、確かに


年代によって


人生に対する考え方


あるいは自分のやりたいことや体験したいことは


違ってくるんだな、と思います。



 


10代の頃は、知らないことだらけで


いろんなところに行きたい!


いろんな人を知りたい!


いろんな体験をしたい! と貪欲でした。


 


20代は、


自分が何なのかが、自分が誰なのかが


分からずに自分を探し始め、


分からないなりに動いたことで


次々と痛い思いをしました。


 


30代は、自分と家族という


未来へと向かう大きな分かれ目で揺れ、


それでも思いがけなく家族と子どもができ、


これから先の自分の人生を


“子どもと一緒” という方向に考えるようになり、


初めて「生きる」ということに


グラウンディングした時代でした。


 


40代になると、


これまで自分がやってきたことと


やってきていないことを考える中で


「働く」ということを真剣に考え始め、


どうしたらお金がちゃんと稼げるか? と


働くことに必死でした。


 


そして50代になって初めて、


人生って楽しいと思えるようになりました。


自分の人生を、自分の手で


思い通りに動かせていく感じが


とにかく楽しくて。


 


そして今、60代になり、はたと


「これから何をしようか?」


というところにいます。


 


皆さんも、ある程度このような人生の流れを


感じたり、体験したりしていらっしゃるのではないでしょうか。


ということは、私たちはやはり誰もが、


自分を知るために生きているのだと思うのです。


自分は何者なのか?


何をこの人生で体験するのか?


そしてその体験すら


自分がすでに「知っている」ものの中でしか


体験していないという事実。


 


これまでの人生を振り返ってみても、


まったく知らなかったことに手を伸ばしたことは


おそらく数回しかありません。


普段は、知っていることの中で


ただ日々が流れていたように思います。


朝起きて、ご飯を食べて、トイレに行って、歯を磨き


働いて、買い物に行き、献立を考えて・・・。


このような時間の中で人生がただただ


流れ去っていく時間の方が長かったのです。


でも、時々すごく勇気を出して


やったことのないことに


チャレンジしてきました。


私にとってそれは、高額な


スピリチュアル関係のセミナーに出るとか


BBSHに学びにいくといったことでしたが


それは物凄いチャレンジでした。


 


届かないかもしれないくらい


高みにあったものに


思い切って手を伸ばすということ。


それは確実に私をすごく遠くに飛ばしていきました。


このチャレンジをしなければ、


私はそれまでと同じように日々の悩みの中で


「どうして私の人生にはこんなに


うまくいかないことばかり起こるんだろう」


と思いながら生きていたんだろうな、と


今、しみじみ感じています。


 



 


あなたは、本当にどうしたいですか?


あなたは、自分の人生に本当は何を創造していきたいですか?


何をこの人生で体験していきたいですか?


 


もう一つ。


私の人生の「恋愛」という流れの中で、


若い頃は、付き合っている人と結婚が近くなると


「本当にこの人でいいのかしら」と思い


結婚したらしたで


「本当にこの人なのかしら? この人でいいのかしら?」


といつも思っていました。


今思えば、それは


自分の人生にないものに憧れて


今ある現実の中で


自分を生きようとしていなかった、


今ある現実を大切にしようとしていなかった、


そんな気がするのです。


 


つれづれにこんな風に人生を振り返りながら


スピリチュアルに生きるというのは


一体どういうことかを考えていました。


 


霊的な法則や霊的な教えを持ちながら、


今この瞬間、この現実を確かに生きていく。


それが私にとってのスピリチュアルに生きるということ。


 


若い頃は「スピリチュアル」を誤解していて、


目に見えないものが見えるとか、人と違う力があるとか


それが自分がスピリチュアルであることだと


自分を納得させていましたが、


本当のスピリチュアルというのは、


今この瞬間


普通にお茶碗を洗ったり、ご飯を作ったり


食べたりしながらも


人間という存在の多次元的な自分を


瞬間瞬間、同時に感じながら生きている状態のことだと


今は理解しています。


 


すると、間違った方向に進もうとすると


お知らせが来るし、


気づくべきことに気づかずに


通り過ぎようとすると、


やはり直感が働いてお知らせが来ます。


 


自分という存在の持つ


あらゆるレベルに存在する自分を知ることで、


あらゆるレベルを同時に生きながら


なおかつ


現実の中で生きることが


できるようになるのです。


 


もしも今お伝えしていることが


ちんぷんかんぷんであったとしても、


自分を癒し続けると、


誰もがここに到達するはずです。


自分の知らない世界の見方、


自分の知らない価値観の持ち方や


目線の持ち方が世界にはあります。


誰もが、それを手に入れたいと思って


人生に邁進してくれたらいいな、と思います。


 



 

山本 美穂子

貴方の本来の輝きを取り戻すお手伝いをしています


  • 対応可能な悩み心の病気の悩み、恋愛・結婚の悩み、育児の悩み、家族の悩み、友人関係の悩み、職場の人間関係の悩み
  • 地域愛媛県 松山市

幼い頃から「心の癒し」に興味を持ち、子ども時代のトラウマ体験がのちの人生に大きな影響を及ぼすことを自身の体験から身をもって学ぶ。数多くの癒しのメソッドを学んだ後、2000年、米国マイアミ州のヒーリング単科大学BBSHに入学し校長のバーバラ・ブレナン女史に師事、ヒーリング科学や基礎を学ぶ。 BBSH卒業後日本でプロフェッショナルヒーラーとして開…