昔の手帳

 


人生という大きな大きなサイクルの中には


「停止」の時間、つまり


「収縮」の後の「停止」の時期があります。


 


あなたは、昔の手帳はとってありますか?


私は取っておくタイプなのですが


それを全部捨てました。


 


昔の手帳をパラパラ眺めていると


殴り書きした自分の文章があるのですが


それが本当に苦しそうで。


昔の私は見事に二元性の中で生き


その中でもがいていました。


どっちかしかない世界。


こっちじゃなければあっち。


あっちじゃなければこっち。


 


「私には愛がないんじゃないか」


「女性性が足りないんじゃないか」


常にそんな思考が


頭の中をグルグルしていました。


そして当時はこの思考グルグルが


“感情的反応”であると私に教えてくれる人は


いなかったので、ひたすら


ノートに書き殴るしかなかったのです。


 


でも、キャラクトロジーと出会い


講座を受けて学ばれたり、あるいは


私の著書を読んだりしてくださったみなさんは


少なくとも“感情的反応”という言葉と


それの表す概念はご存知だと思います。


そして


その感情的反応の中に落ち込み


思考グルグルに入ってしまったとしても、


「あ、これは感情的反応だ」と気づき、


受け止めるスペースが自分の中にあると思います。


 


それって、すごいことですよね。


古い手帳を懐かしく眺めながら、


私、よく頑張ってきたなあと思いました。


自分を癒したい


日本を癒したい


その想いから


小さな講座を開いて少しずつ教え始め、


いつの間にか生徒さんが増え、


本を書かせていただき


気づいたら、今、ここ。


古い手帳に感情的反応を書き殴っていた


ひどい状態の自分から、


今ここまでの間、


本当によく頑張ってきたよ、私。と。


自分で自分を労いました。


 


以前、キャラクトロジーに関する


アンケートを取ったことがあります。


50名くらいのが答えてくださったのですが


どのアンケートを読んでも涙が溢れ


なかなか読み進めることができないほどでした。


皆さん一人一人、


以前は本当にすごく大変で苦しいところにいて


でもそこでキャラクトロジーと出会い、


学び、知ったことで


今の自分は昔の自分とは全然違う、


とほとんどの方が書いてくださっていて。


誰もがみんな、自分を癒すことに一生懸命で


すごくすごく頑張っている。


 


それは、世界を変える第一歩となり得ます。


なぜなら、たった一人でも


自分が二元性の中に囚われていることを知り


感情的反応に囚われたとしても


それは本当の感情ではないとわかっていれば、


その人を中心に、


周りの人が変わってゆけるからです。


自分が変われば周りが変わる。世界が変わる。


あなたも、ご自身の体験として


それを感じたことがあるかもしれません。


 


停止の後には、拡張のターンがやってきます。


拡張のターンは、


やりたいことを現実化してゆく時期です。


新しい手帳に何を記してゆくか、


そしていつかまたその手帳が古い手帳となる頃


私は何を思ってこの手帳を見返すのかを


楽しみに、日々を邁進していこうと思います。


 


 


 

山本 美穂子

貴方の本来の輝きを取り戻すお手伝いをしています


  • 対応可能な悩み心の病気の悩み、恋愛・結婚の悩み、育児の悩み、家族の悩み、友人関係の悩み、職場の人間関係の悩み
  • 地域愛媛県 松山市

幼い頃から「心の癒し」に興味を持ち、子ども時代のトラウマ体験がのちの人生に大きな影響を及ぼすことを自身の体験から身をもって学ぶ。数多くの癒しのメソッドを学んだ後、2000年、米国マイアミ州のヒーリング単科大学BBSHに入学し校長のバーバラ・ブレナン女史に師事、ヒーリング科学や基礎を学ぶ。 BBSH卒業後日本でプロフェッショナルヒーラーとして開…